「プラントオペレーターはやめとけ」といった声がきかれます。
実際のところプラントオペレーターは、「やめとけ」と言われるような職業なのでしょうか？
結論としては、「プラントオペレーターはやめとけと言えない」です。
プラントオペレーターの業務
まずは、プラントオペレーターの業務について見ていきます。
プラントオペレーターは、主に化学工場で各種装置の運転や制御をする仕事です。
工場によって違いますが、合成樹脂や化学肥料、塗料等の化学製品を製造することが多いです。
制御室で装置や機械の運転・操作をするだけでなく、装置のパトロール業務等を行うこともあります。
工場の装置は24時間稼働していることが多いので、プラントオペレーターは交替勤務で働くことが多くなります。
プラントオペレーターはやめとけと言われる理由
プラントオペレーターはやめとけと言われる主な理由について紹介します。
交代勤務
上でも紹介しましたが、プラントオペレーターは交替勤務が多くなってきます。
当然夜勤や土日の出勤もあります。
そうなると、家族や友達と予定を合わせにくくなります。
プライベートでの交友関係に影響がでることがあります。
同じような作業のくりかえし
プラントオペレーターは、基本的に装置の制御や監視がメインになります。
そのため、基本的には同じ作業の繰り返しになります。
退屈な作業に感じるかもしれませんし、スキルアップしている実感もわかないかもしれません。
災害ととなりあわせ
化学工場は、特殊な薬品等を扱っているため、災害ととなりあわせの部分があります。
2017年には、荒川化学工業の工場で爆発があり、死者がでる事故となりました。
設備の老朽化よりも、人のミス（ヒューマンエラー）が要因ではないかと分析されています。
プラントオペレーターは単純作業とはいえ、こういった事故を起こさないように、日々の作業を行うことも重要と考えられます。
プラントオペレーターはやめとけとは言えない
プラントオペレーターが「やめとけ」と言われる理由について紹介しました。
しかしながら、個人的にはやめとけと言われるような職業ではないと考えます。
プラントオペレーターは、大手企業の工場に就職するチャンスがありますので、安定した職業といえます。
また、一見デメリットに思える交替勤務ですが、深夜手当等の金銭面でのメリットは大きいです。
しかも、基本的には時間がくれば交代ですので、残業をあまりしなくていいというメリットもあります。
災害ととなりあわせとはいえ、会社としても安全に対する配慮は十分していると考えられます。
ただの単純作業とは考えず、日々安全のための改善ポイントを考えれば、やりがいにもつながるでしょう。
まとめ
「プラントオペレーターはやめとけと言えない」という結論になりました。
一般的には、下記のような理由で、「プラントオペレーターはやめとけ」と言われるようです。
- 交代勤務
- 同じような作業のくりかえし
- 災害ととなりあわせ
しかしながら、大手企業に就職できるチャンスで、金銭面でのメリットは大きいといえます。
家族や友達と予定をあわせにくいという点はデメリットですが、それを許容できるのであれば、プラントオペレーターは「やめとけ」とはいえない職業だと考えます。
