50代からマンション管理士はやめとけ!アンケートから読み解く需要の低さと活動実績の少なさ!

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ヤフー知恵袋を見ていると、マンション管理士の資格をとり、50代から転職を考えている人がいました。

マンション管理士の資格は、かなり難関で
10%切るようですね。
管理業務の資格は簡単に取れそうです。

質問は50代から、マンション管理士とり
転職可能ですか?

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12249370232

この質問に対する答えは、「50代からマンション管理士になるのはやめとけ」です。

実務経験のない状態で「マンション管理士」の資格だけとっても、「マンション管理士」の業務に転職はできないでしょう。

50代からマンション管理の仕事に転職するために資格をとるなら、「管理業務主任者」や「宅地建物取引士」の方が適しているでしょう。

目次

マンション管理士にしかできない仕事はない

国土交通省によると、マンション管理士について、下記説明があります。

マンション管理士とは、専門的知識をもって、管理組合の運営、建物構造上の技術的問題等マンションの管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業務とします。

引用元:https://www.mlit.go.jp/about/file000067.html

マンションの管理組合等に、アドバイスができるということですね。

ただし、マンション管理士は、「名称独占資格」といわれる資格で、この資格がないとマンション管理士の業務ができないというものではありません。

あくまで、資格を持っていないものが「マンション管理士」と名乗ってはいけないというだけです。

実際、マンション管理士の資格を持っている方から、下記のような意見がでているようです。

現在の名称独占資格では、マンション管理士として独立した業務を行うことが難しいため、宅地建物取引士などの資格と同様に業務独占資格に改めるべきである旨の意見・要望が寄せられた。

引用元:https://www.mankan.org./pdf/chosa02.pdf

それなりの知識を持っていれば、別にマンション管理士の資格を持っている方にアドバイスをもらう必要はないということですね。

それ以前に、マンション管理士という資格があることを管理組合や区分所有等が知らないということのようです。

マンション関係者の知名度はあっても、管理組合役員や区分所有者等の認知度が低いため、これまで以上に広報の取り組みなどが必要であるという意見があった。

引用元:https://www.mankan.org./pdf/chosa02.pdf

実際、私もマンションの管理組合の理事になったことがありますが、マンション管理士の資格を持っている方がいたのかどうか知りません。

マンション管理士という資格があることも知られておらず、別に資格を持っていなくても業務ができるのでしたら、マンション管理士の需要がなくても当然です。

マンション管理士として就業しているのはたったの4.6%

「公益財団法人マンション管理センター」が平成30年に、マンション管理士の業務についてアンケートをとった結果を見てみました。

その結果によると、マンション管理士として就業している方は、全体の4.6%という結果がでています。

引用元:https://www.mankan.org./pdf/chosa02.pdf

もちろん、マンション管理業や不動産業の会社に勤めている方の中にも、マンション管理士相当の仕事をされている方もいらっしゃると思います。

ただ、それを踏まえたうえで、実際にマンション管理士の活動を行っているかどうかアンケートを見ると、約76%の方は「活動を行ったことがない」という結果になっていました。

引用元:https://www.mankan.org./pdf/chosa02.pdf

さらに、「以前活動を行っていたが、現在は行っていない」方を除くと、現役でマンション管理士としての活動をしているのは、13%程度と分かります。

マンション管理士の資格取得者に対して、実際に活動できている人の少なさが見て取れます。

マンション管理士の資格をとっても、マンション管理士の仕事ができるとは限らないと考えていいでしょう。

マンション管理士以外の資格も持っていないと役に立たない

マンション管理士の資格を持っている方をみると、「管理業務主任者」「宅地建物取引士」の資格を80%程度の方が持っていることが見て取れます。

引用元:引用元:https://www.mankan.org./pdf/chosa02.pdf

「管理業務主任者」は、「管理受託契約に関する重要事項説明」等、資格を持っていないとできない業務があります。

また、「管理業務主任者」「宅地建物取引士」は双方とも「必置義務」のある資格で、いなければ業務に支障がでてきます。

当然、「マンション管理士」よりも「管理業務主任者」「宅地建物取引士」の方が必要とされますので、多くの方が資格を取得しているのでしょう。

マンションの管理業務の会社に転職するのでしたら、「マンション管理士」よりは「管理業務主任者」「宅地建物取引士」をとった方が評価は高くなると考えます。

まとめ:50代からマンション管理士になるのはやめとけ

50代からマンション管理士になるのはやめとけ」という理由を紹介してきました。

マンション管理士の資格がなければできない仕事はありません。

そのため、マンション管理士の資格自体の需要がない状態です。

実際、マンション管理士の方を対象にしたアンケートを見ても、マンション管理士の仕事をしている方は13%程度という結果になりました。

マンション管理士の資格を持っている方のほとんどは、「管理業務主任者」「宅地建物取引士」の資格を持っています。

肩書だけの「マンション管理士」よりも、実業務に影響のある「管理業務主任者」「宅地建物取引士」の方が重要だと思われます。

50代からマンション管理業務に転職するのでしたら、「マンション管理士」よりも「管理業務主任者」や「宅地建物取引士」の資格をとった方がいいでしょう。

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