海運業界はやめとけ?中堅会社から大手への転職ならあり!

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ヤフー知恵袋を見ていると、海運業界に就職したいという方の質問がありました。

海運業界の大手三社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)への新卒入社ができそうにないので、中堅の海運会社から転職できないかという内容です。

現在大学4年生の私は就活真っ只中です。海運業界を志望しているのですが、大手3社に関してはESが通らず新卒での入社は絶望的になりました。一方、中堅の会社は数社選考が進んでおり、内定を頂けるチャンスも残っています。ただ、海運の中でもコンテナ船に携わりたいと考えているため、やはり大手への未練を捨てきれない状況です。
ここで、質問なのですが、仮に中堅の海運会社から内定を頂けた場合、数年勤めた後に大手3社への転職は可能なのでしょうか?

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12174341717?__ysp=5rW36YGL5qWt55WM44G444Gu6Lui6IG344Gr44Gk44GE44Gm6LOq5ZWP44Gn44GZ

結論としては、先行きが不透明な海運業界全体としては「やめとけ」となります。

しかしながら、海運業界自体が無くなることはないので、大手三社への転職を考えているなら「やめとけとは言えない」という結論になります。

目次

海運業界全体としては「やめとけ」

海運業界自体が、市況に左右される部分が多く、企業努力だけではどうしようもない部分があります。

新型コロナウイルスによる巣ごもり需要のため、「海運バブル」と言われる好況を迎えました。

しかしながら、その「海運バブル」も終焉を迎えています。

日本郵船の営業利益(下記画像)を見ると、2021年、2022年は好調ですが、2023年の予測は大幅に減っています

引用元:https://www.nyk.com/ir/financial/highlights/

商船三井は、一見すると営業利益が増えているように見えますが、2022年3月期と2023年3月期は「海運バブル」によるものと推測できます(下記画像)。

2019年3月期~2021年3月期にかけて、営業利益が下がっていったのと同じように、今後は営業利益が減ることが予測されます。

引用元:https://ir.mol.co.jp/ja/ir/finance/highlight.html

海運業界自体が無くなるということは考えにくいですが、今後ゆるやかに業界自体が衰退していくのではないかと考えます。

中堅企業であれば、より早く危機に陥るのではないかと危惧します。

ですので、将来のことを考えると、「海運業界はやめとけ」という結論になります。

海運業界の大手企業に転職を考えているなら「やめとけ」と言えない

「海運業界自体やめとけ」とは書きましたが、大手3社であればやめとけとは言えません

海運業界自体が無くなることはないと考えられるためです。

ですので、海運業界に就職したいという気持ちがあるのでしたら、大手3社を目指すことを目標にされることをおすすめします。

海運業界にいる方によると、中堅から大手への転職は珍しいことではないそうです。

中堅船会社から大手へ、また大手から中堅なんて日常茶飯事です。
寧ろ、邦船は別として外資系船会社(コンテナ関係)で1社だけの社歴の人を探す方が珍しいですよ。
(中略)

邦船でもコンテナ部門への新卒での入社は難しいかもしれませんが、中途はそうでもないですよ。現に、実際に転職している自分が言っているのですから、間違いないです。

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12174341717?__ysp=5rW36YGL5qWt55WM44G444Gu6Lui6IG344Gr44Gk44GE44Gm6LOq5ZWP44Gn44GZ

中堅の海運会社に就職して、経験を積んで大手に転職というキャリアプランは有りでしょう。

まとめ:海運業界はやめとけ?

先行きが不透明な海運業界全体としては「やめとけ」となります。

しかしながら、海運業界自体が無くなることはないので、大手三社への転職を考えているなら「やめとけとは言えない」という結論になります。

もちろん、海運業界で働きという気持ちが一番大事です。

その気持があるのでしたら、まずは中堅の海運会社に就職して、経験を積んでから大手の海運会社に転職するという流れもありでしょう。

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