ヤフー知恵袋を見ていると、20代でタクシー運転手になろうか悩んでいる方の投稿がありました。
20代半ばでタクシー運転手をしようと考えているのですが、タクシーの運転手さんに話を聞くとどの運転手さんも若いうちはやめとけと言われるのですがなぜですか？またそんなに儲からないのでしょうか？
引用元：https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12281590057
20代でタクシー運転手になるのは、やめておいた方がいいのでしょうか？
結論は、「20代でタクシー運転手はやめとけ」です。
その理由について、5つ紹介します。
何歳からでもタクシー運転手になれるから
一番大きな理由は、「何歳からでもタクシー運転手になれるから」です。
一般的な企業の転職と違い、タクシー業界は年齢が高くても求人があります。
50代や60代になっても、未経験で転職できる業界ですので、第二の人生としてタクシー運転手になられている方もいます。
そういった環境ですので、20代からタクシー運転手になる必要はないでしょう。
どうしてもタクシー運転手になりたいのでしたら別ですが、職業の選択肢が多い20代のうちは、「タクシー運転手はやめとけ」となります。
精神的にきついから
タクシー運転手は、お客さんと1対1で接客する職業です。
感じの悪いお客さんや酔っぱらい、時には強盗等に襲われる可能性もあります。
かなりメンタルをやられやすい職業ともいえます。
一般企業であれば嫌なお客さんがいても、上司や先輩が助けてくれますので、徐々に面倒なお客さんの対処も分かってくるでしょう。
また、仕事をしていく中で、ストレス耐性も身についていくことになります。
ですので、他の仕事を経験して、面倒なお客さんの対処方法やストレス耐性がついているかどうかで、メンタルのやられ具合も変わってくると考えられます。
若いうちに一般企業でメンタルを鍛えてから、タクシー運転手になった方がメンタルはやられにくいでしょう。
運転以外のスキルが身につかないから
タクシー運転手の仕事は、運転がメインとなります。
運転技術はどんどん身につくでしょうが、それ以外の技術は身につけにくいといえます。
社会人としての基本的なマナーである電話応対や名刺交換等も、タクシー運転手では経験しないかもしれません。
また、一般企業であれば社内の人とのコミュニケーションは必須になりますので、自然とコミュニケーション能力も高まっていくことでしょう。
こういった経験をせずに、20代でタクシー運転手になってしまうと、マナーやコミュニケーションが不十分なまま、お客様対応をしないといけなくなるかもしれません。
結果、「あの運転手は態度が悪い」といった悪評にもつながりかねません。
他の業種に転職しにくいから
上で紹介した「運転以外のスキルが身につかないから」と近いのですが、他の業種に転職しにくいという点も、「20代でタクシー運転手はやめとけ」といわれる点です。
タクシー運転手をやめて一般企業にいこうと思っても、アピールできるスキルがないということになりかねません。
まだまだ若いうちに、スキルがないまま再就職を探すというのはなかなか厳しいでしょう。
定年が近い50代であれば、「がんばってタクシー運転手を続けるか」という気持ちになるかもしれませんが、20代の若い人が何十年もがまんするのは大変です。
若いうちは、他の職業を経験して一般的なビジネスマンとしてのスキルを身に着けておいた方がいいでしょう。
ライバルになるから
最後は少しだけ毛色が違う内容です。
あなたに「タクシー運転手はやめとけ」といった人が、本気で「やめとけ」と言っていないパターンです。
「やめとけ」と言った方がタクシー運転手だった場合は、あなたがタクシー運転手になって、お客さんのとりあいになることを嫌がっているのかもしれません。
また、タクシー運転手じゃない方の場合、その方がタクシー運転手になりたがっているのかもしれません。
20代の若い人と就職口のとりあいをすると負けてしまうので、「やめとけ」と言っている可能性があります。
本心で「やめとけ」と言っているかどうかは、理由をきいてみるといいでしょう。
まとめ：20代でタクシー運転手はやめとけ！
「20代でタクシー運転手はやめとけ」と言われる理由を5つ紹介しました。
- 何歳からでもタクシー運転手になれるから
- 精神的にきついから
- 運転以外のスキルが身につかないから
- 他の業種に転職しにくいから
- ライバルになるから
タクシー運転手は歳をとってからでもできるので、20代のうちは別の仕事を選んだ方がいいです。
20代のうちに別の仕事で積んだ経験が、後々タクシー運転手に転職した際に生きてくることもあるでしょう。
