予備自衛官はやめとけ?メリットはないので志があるかどうかが重要!

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予備自衛官はやめとけ

予備自衛官とは、普段は会社員や学生として生活し、有事の際には自衛官として被災地等にかけつける制度です。

国のために何かしたい、災害現場で役に立ちたいと思い、予備自衛官を目指す方もいるかと思います。

ただ、「予備自衛官はやめとけ」という声があるのも事実です。

基本的には予備自衛官になるメリットはないと思っていますので、「予備自衛官はやめとけ」という結論になります。

ただし、メリット関係なしに、予備自衛官になりたいという強い想いがあるのでしたら、「やめとけ」とは言えません

具体的な理由について、詳しく紹介していきます。

「やめとけ」と言われて迷っているのは、自分のやりたいことが見つかっていないのかもしれません。

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目次

予備自衛官とは

予備自衛官とは、自衛隊の現役隊員とは別に、有事の際に召集されて自衛隊の業務に従事する予備役の隊員のことを指します。

平時は普通の民間人として仕事をしながら、生活しています。

一般人でも予備自衛官になれる

予備自衛官になるには、元自衛官でないと思われる方もいると思いますが、そんなことはありません。

自衛官の経験がなくても「予備自衛官補」として採用された後、必要な訓練を受ければ、「予備自衛官」になれます。

ただし、一般公募の場合は、3年以内に50日の訓練が必要ですので、通常業務との調整が大変だと思います。

招集教育訓練は、一般公募が3年以内に50日、合計400時間で履修。技能公募は2年以内に10日間、80時間で履修。なお、詳しくは制度の概要とあわせてご確認の上、最寄りの自衛隊地方協力本部までお問い合わせください。

引用元:https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/about/recruit/yobijieikanho.html
引用元:https://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/resources/pdf/siryou/2023reserve.pdf

有事の際には被災地にかけつける

予備自衛官は、有事の際には被災地にかけつけることになります。

2011年の東日本大震災に予備自衛官が初めて招集され、その後大きな災害があれば、予備自衛官の招集が行われています。

2024年1月の能登半島地震でも、予備自衛官の招集が行われました。

100人の枠に対して、400人の応募があったそうです。

予備自衛官はやめとけと言われる理由

予備自衛官を「やめとけ」と言われる主な理由は以下の5点です。

  • 仕事の調整が必要
  • 手当は高くない
  • 副業扱いされる
  • 命の危険がある
  • メリットがない

順に紹介していきます。

仕事の調整が必要

予備自衛官は通常の民間人として生活しているため、召集された際に本業の調整が必要になってきます。

災害はいつやってくるか分かりませんので、「予備自衛官として被災地に行きたい」と思っても本業の調整ができなければ難しくなります。

また、予備自衛官に理解を示してくれない職場であれば、有休をとることを許してくれないかもしれません。

手当は高くない

予備自衛官に支払われる手当は、それほど高くありません。

何もしなくても月に4,000円、また訓練に参加すると日額8,100円もらえます。

引用元:https://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/resources/pdf/siryou/2023reserve.pdf

ただ、訓練が1日8時間と考えると、時給1,000円ちょっとの計算になります。

正直なところ、お金が目当てだったら、バイトをした方がよっぽど楽に稼げると思います。

予備自衛官は、お金を目的に、副業感覚でやるものではないということですね。

副業扱いされる

予備自衛官は、一般的には副業扱いされるようです。

ですので、副業が禁止の企業であれば、そもそも予備自衛官をすることが認められない可能性があります。

また、予備自衛官の収入を確定申告しなくてはいけなくなった場合、手続きの仕方によっては、会社にバレてしまうこともあります。

そもそも、有事の際に被災地にかけつけるには、まとまった休暇が必要ですので、会社にバレずに予備自衛官になるのは難しいと思います。

副業禁止の会社で予備自衛官をやる場合は、事前に会社と話し合っておく必要があるでしょう。

命の危険がある

万が一、有事の際に召集され、実戦に従事する可能性もあるため、命の危険が伴う職務となります。

命の危険はなくとも、被災地での活動になりますので、過酷な現場であることが想像できます。

招集に対して応じるかどうかは本人次第ですが、覚悟が必要になってきます。

メリットがない

予備自衛官に関して、明確なメリットはないような気がします。

お金がもらえるというのが、メリットと言えなくもないです。

あとは、予備自衛官という誇りでしょうか?

もしかしたら、予備自衛官という肩書で、尊敬してもらえる可能性もあるかもしれません。

とはいえ、自衛官に対して悪い印象を持つ方もいますので、明確なメリットとは言いにくいです。

予備自衛官として何をしたいかが重要

基本的に、予備自衛官になるメリットはないと思いますので、「やめとけ」と言わざるを得ません。

ただ、メリットとかではなく、「予備自衛官になりたい」という気持ちのある方には、「やめとけ」とは言えません

特に、自衛官になるには年齢制限を越えているけど、国のために何かしたいと思う方にはいい制度かもしれません。

特定の技能を持つ方が応募できる「技能公募」であれば、最大55歳まで予備自衛官補に応募できますので。

まとめ:予備自衛官はやめとけ

予備自衛官はやめとけ」という結論になりました。

下記のようなデメリットがあるため、基本的には予備自衛官になることをおすすめしません。

  • 仕事の調整が必要
  • 手当は高くない
  • 副業扱いされる
  • 命の危険がある

ただし、予備自衛官はメリットとかデメリットとかを考えてなるものではないと考えます。

どうしても、国ため、被災地のために予備自衛官としてがんばりたいという方であれば、「やめとけ」とは言えません

むしろ、強い志を持って、予備自衛官になろうとしている方は、尊敬します。

「やめとけ」と言われて迷っているのは、自分のやりたいことが見つかっていないのかもしれません。

自分の「やりたいこと」や「強み」を見つけるには、キャリアコーチングがおすすめです。

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