やりがいを見いだせないなら教習指導員はやめとけ!きつい仕事のわりに給与は安い?!

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ヤフー知恵袋を見ていると、自動車学校の教習指導員を辞めたいと思っている方の質問がありました。

自動車学校の教習指導員を辞めた方はどのような理由で辞めましたか?
私は教習指導員1年目で、会社の雰囲気が居づらく毎日辞めたいと思ってしまいます。1年目だから辛抱するべきでしょうか?

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10235194815

結論としては、「やりがいを見いだせないなら教習指導員はやめとけ」になります。

自動車学校の教習指導員は、国家資格も必要な特殊な職業です。

仕事内容もきつく、そのわりには給与が安いといった話もあります。

ですので、教習指導員の仕事そのものにやりがいを見いだせないのでしたら、別の仕事を探した方が幸せになれると考えます。

目次

教習指導員の仕事はきつい

教習指導員の仕事は、大変きつい仕事です。指導する生徒の安全を最優先に考えなければならず、注意力を常に保つ必要があります。

きつさの理由は以下のようなことが挙げられます。

  • 人間関係がしんどい
  • 繁忙期と閑散期の差が激しい
  • 国家資格が必要な仕事なのに給与が安い
  • 生徒の命に関わる重大な責任がある

これらの点について詳しく見ていきましょう。

人間関係がしんどい

教習指導員の仕事は、生徒や上司、同僚との人間関係がしんどい面があります。

どういった仕事でも人間関係のトラブルはありますが、教習所は比較的閉鎖的な環境なので、人間関係のトラブルから逃れにくいのが実情です。

また、生徒に対しては、指導する立場でありながらも、お客さんですので、下手な対応をするとクレームにもなりかねません

繁忙期と閑散期の差が激しい

教習所の繁忙期と閑散期の差は想像以上に激しいのが実情です。

実際に、繁忙期と閑散期では以下のような差があります。

  • 繁忙期は朝から夜遅くまで拘束される
  • 閑散期は生徒が全くいない日がある
  • 収入は繁忙期と閑散期で大きく変動する

このように、繁忙期はとてつもない忙しさに見舞われ、閑散期は暇を持て余すかもしれません。

生活リズムを維持するのが難しく、体力的にもメンタル的にも相当な負担がかかります。

繁忙期に50連勤をしたという方もいるようです。

私自身も最大で50連勤までなら経験があります。

ちなみに給料は跳ね上がりますね。残業代と教習手当でウハウハです。その分閑散期は少ないので、指導員は繁忙期で稼いでいるのです。

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10158101340

給与も、時期によって偏りがあるので、考えてお金を使わないと金欠になってしまうでしょう。

国家資格が必要な仕事なのに給与が安い

教習指導員は、「教習指導員」の国家資格が必要な専門職種です。

「教習指導員」の資格をとるためには、総合計170時限の教養科目を受けた上で、審査に合格しないといけません。

少し古い情報ですが、平成26年の「教習指導員」の審査合格率は57.6%と、かなり厳しいことが分かります。

平成26年中の合格者・・・4294人/受審者7452人(合格率:約57.6%)

引用元:https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg4/toushi/151110/item1-4-2.pdf

仕事に直結している資格ですので、真面目に勉強されている人も多いと思われるのに、合格率は60%を切る難関です。

それなのに、給与水準は概して低く抑えられている傾向にあります。

教習所の経営が厳しいことから、コストを極力抑える必要があり、指導員の給与にも影響しているのが実情です。

40歳で基本給17万円という方もいるようです。

年齢は、40才です。
仕事がきつくて、体調を崩し、入院しました。
人間関係も悪くて、うつ病にもなってしまいました。
給料も安くて、院卒で未だに基本給17万円もきついです。

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1360142513

これ以外にも、「基本給が上がらない」「残業しないと生活できない」といった意見も見かけます。

「教習指導員」になるのは厳しいのに、それに見合った給与がもらえていないと言っていいでしょう。

「給与以外のやりがい」を見出さないと、「教習指導員」はやってられないかもしれません、

責任が重い

教習指導員は生徒の安全を最優先に考えなければなりません。命に関わる仕事ですから、責任は重大です。

もし指導ミスから事故が起きれば、大変な事態になりかねません。常に緊張を強いられる環境下での業務となります。

実際、事故を起こす割合は、免許をとって1年未満が高いようです。

引用元:https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg4/toushi/151110/item1-4-2.pdf

教習指導員の指導が悪いから事故が起きたということはないでしょうが、人によっては責任を感じてしまうのではないでしょうか?

また、事故を起こさずとも、クレームや指導に対する不服を言われるケースも少なくありません。

このように、肉体的・精神的負担が大きい仕事と言えるでしょう。

自動車教習所の数は減っている

全国的に、自動車教習所の数が年々減少する傾向にあります。

「運転免許統計」によると、平成26年から令和5年の10年間で、教習所が56件減っています。

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo/r05/r05_main.pdf を元に作成

これは、若年人口の減少に伴うニーズの低下が主因と考えられます。

新規の教習生が減れば、教習所の経営は厳しさを増します。

そうなると、教習指導員のコストカットや人員整理が行われ、さらに待遇が悪くなることも考えられます。

「教習指導員にやりがいを持っている」という方でなければ、厳しい未来が待っているかもしれません。

教習指導員のスキルはつぶしがきかない

教習指導員は資格を持った専門職です。

しかし、その資格はあくまで「運転を指導する」ための資格ですので、ほかの職種で活かすのは難しい面があります。

運転スキルを活かして、タクシーやトラックの運転手になる人が多いと言われています。

大型の運転免許等があれば、もちろん転職に有利に働くと思います。

ただ、教習指導員は運転技術を教える職業ですので、実際に自分が運転するとなると、前職のスキルをなかなか活かせないのではないでしょうか?

安全運転や交通ルールを守ることはもちろん大事ですが、道を覚えることや時間を守ることも重要になってくるでしょう。

教習指導員をやめるのであれば、早い方がいいかもしれません

まとめ:やりがいを見いだせないなら教習指導員はやめとけ

やりがいを見いだせないなら教習指導員はやめとけ」という結論になりました。

教習指導員は、資格取得も難しく、仕事も大変なのに、それに見合った給与がもらえていないと考えます。

自動車教習所の数が減っている現状を考えると、教習指導員の待遇が今後良くなっていくことは考えにくいでしょう。

特殊な職業ですので、教習指導員の経験が転職に有利に働くかどうかも不明です。

給与以外のやりがいを見いだせないのでしたら、「教習指導員はやめとけ」と言わざるを得ません。

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