ヤフー知恵袋を見ていると、電力会社に就職しようか悩んでいる学生さんの質問がありました。
現在就活中です。電力会社に就職して良かったがどうかお聞きしたいです。
25年卒の大学院生です。現在電力会社を志望しています。電気系に所属しているので恐らく技術系になると思います。
先日、先輩から金はたまるけど田舎だから使う場所がない。お金が貯まるだけと伺いました。実際に発電所の見学も行きましたが、ダムは少人数で運営しており、人との交流も少なく思います。(中略)
電力会社に就職すれば給与は安泰。それは確かに理想なのですが、発電所がどこもかしこも田舎で出会いもない、おじさんしか居ない、引越しばっかりという点を心配しております。
お金はほしいけど、出会いがないことや転勤が多いことが気になっているようです。
結論としては、「安定以外を求めるなら電力会社はやめとけ」となります。
電気は生活にはなくてはならないものですので、安定していることは間違いありません。
一方で、古い体質が残っており、将来性ややりがいを考えた時には、おすすめできません。
「やめとけ」と言われて迷っているのは、自分のやりたいことが見つかっていないのかもしれません。
自分の「やりたいこと」や「強み」を見つけるには、キャリアコーチングがおすすめです。
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安定以外を求めるなら電力会社はやめとけと言われる理由
電力会社は安定した給料がもらえる一方で、下記のようなマイナスの面があります。
これらを理由で「やめとけ」と言われる傾向があります。
知識やスキルが身につかない
電力はインフラ事業ですので、設備の点検、保守が主な業務になってきます。
設備の点検、保守派やるべきことが決まっているので、ある意味ルーチンワークで業務が進んでいくことになります。
最初こそ、仕事を覚えていくことで知識やスキルが身についていくでしょうが、ある程度業務になれれば、同じことの繰り返しと感じてしまうかもしれません。
日々の業務で多少の業務改善等はできるかもしれませんが、大きく創意工夫できるポイントはないかもしれません。
同じ会社でずっと働き続けようという方には問題ないと思いますが、どんどんスキルアップをしたいと思う方にはあっていない可能性があります。
年功序列
大手の電力会社は歴史も古いので、年功序列がまだ根強く残っているようです。
仕事ができない中年が、自分より給料をもらっていたらやる気がでない気持ちになることもあるでしょう。
ただ、裏を返せば、仕事のできないまま歳をとってもクビにはならないという安心感につながるでしょう。
安定を目指すのであれば、電力会社はいいですが、やる気のある人には物足りないことになるかもしれません。
田舎での勤務で転勤が多い
電力会社は発電所での勤務になると、田舎での勤務になってしまうようです。
原子力部門は発電所、本社、出向先(青森県など)をローテーションするので転勤は発生しますが、火力、ネットワーク部門に比べて拠点が少ないのでスパンはそれらと比べると長めだと思います。私は発電所から本社に転勤したかったのですが、発電所内異動ばかりで田舎から抜け出せず、うんざりしたことも転職理由の一つです。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13278406443
東京等の都会で働きたいという方には、田舎勤務は嫌かもしれませんね。
アウトドア派の人とか、アニメやゲームが好きなインドア派の人だったら、あんまり気にするところではないと思いますが、出会いを求めている人にはキツイですね。
転勤が多いというのも、結婚や子育てを考えると、恋愛の邪魔になる可能性があります。
金銭的には安定するかもしれませんが、生活する場所は安定しないというリスクがありそうです。
将来性がない
電気は必要不可欠なものですので、大手電力会社がつぶれるということはないでしょう。
しかしながら、省エネという流れがある中で、今後「どんどん電気を使っていきましょう」ということにはならないと考えられます。
実際、「資源エネルギー庁」が試算した電力需要は、2030年に向けて減少傾向となっています。
引用元:https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/opinion/data/03.pdf
電気の売上がゆるやかに減っていくことは、明らかです。
電力会社は安定していますが、将来性はあまり無いと考えていいでしょう。
新電力会社は倒産リスクがある
ここまでは、大手電力会社について紹介しました。
大手電力会社がダメなら、「新電力会社はどうなんだ?」と思うかもしれません。
確かに、新電力会社なら、比較的若い社員が中心で、新規顧客獲得にやる気を出せるでしょう。
しかし、新電力会社は倒産リスクがあるので、こちらも「やめとけ」という話になります。
2016年4月から電力自由化がスタートし、たくさんの新電力会社が誕生しました。
しかし、燃料費の高騰や円安等の影響によって、新電力会社は苦境にたたされています。
実際、倒産した新電力会社や電力事業から撤退した会社がでてきています。
まとめ:安定以外を求めるなら電力会社はやめとけ
「安定以外を求めるなら電力会社はやめとけ」という結論になりました。
電力の需要は将来的に減っていく予想ですが、電気は必要不可欠なものですので、電力会社が安定していることは間違いないでしょう。
一方で、やりがいを求めると肩透かしをくらってしまうかもしれません。
また、田舎での勤務や転勤も多い可能性がありますので、「都会で働きたい」「好きな場所で働きたい」という気持ちの方にも向いていないでしょう。
ですので、「安定以外を求めるなら電力会社はやめとけ」と言わざるを得ません。
ちなみに、新電力会社でしたら、やりがいはあるかもしれませんが、安定がなくなりますので、「新電力会社もやめとけ」という結論になります。
「やめとけ」と言われて迷っているのは、自分のやりたいことが見つかっていないのかもしれません。
自分の「やりたいこと」や「強み」を見つけるには、キャリアコーチングがおすすめです。
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