現在、ニートをしている方は、「そろそろバイトでもしないとヤバい」と感じている方もいるのではないでしょうか?
一方で、「ニートはバイトをするのはやめとけ」「ニートこそ正社員を目指せ」と言った意見もあります。
実際のところどうなんでしょう?
結論としては、「ニートはバイトするのをやめとけとは言えない」です。
「バイトをするかどうか」ではなく、「何のためにバイトをするのか」を考えないと、バイトをするべきかどうかの判断はできないです。
そもそも何のためにバイトをするのか考えよう
ニートの方で、これからバイトを始めようと思う方は、「何のためにバイトをするのか」を考える必要があります。
焦っているから
いつまでもニートでいられないという焦りから、バイトを始めようとしている場合を考えます。
とりあえずバイトを始めてもいいでしょう。
ただ、バイトを始めたことで安心して、結局成長しないままになる可能性があります。
ニートではなくなったかもしれませんが、フリーターになっただけですので、根本解決にはならないということですね。
ニートという状況に焦っているのでしたら、とりあえずバイトを探すよりも、正社員の道を探した方がいいでしょう。
社会復帰のため
社会復帰のために、一度バイトを始めたいという方もいると思います。
いきなり週5日8時間働くのはキツイので、バイトから初めてじょじょに仕事に慣れていくということですね。
社会との接点を少しずつ増やしていくという意味では、バイトから始めるのが良さそうです。
バイトのままでいいのか、正社員を目指すのかは、バイトをある程度経験してからでも遅くないでしょう。
お金のため
ニート生活は気に入っているけど、お金がないのでバイトをしなければいけないという方もいるでしょう。
その場合、拘束時間が短いバイトは、うってつけでしょう。
最低限のお金を手に入れ、自由な生活をしたいというのでしたら、正社員を目指さないというのも1つの選択肢だと思います。
ニートが正社員を目指すなら早く動かないとダメ
ニートがバイトをするべきかどうかについては、目的によって違うとお話しました。
しかしながら、正社員を目指すのであれば、あまりのんびりはしていられないでしょう。
基本的に、年齢を重ねていくと正社員になりにくいと考えられるからです。
関東圏の有効求人倍率を見ると、年齢を重ねる毎に、数字が低くなっていくのが分かります。
引用元:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/001705802.pdf
44歳までは求人数の方が多いですが、45歳からは逆になります。
また、この数字はあくまで計算上の話です。
求人の募集では「年齢不問」等となっていても、同じくらいの能力の人が複数いれば、若い方をとりたいというのが、一般的ではないでしょうか?
実際に就職できる割合を見ると、歳をとった方が不利だと考えられます。
ニートがまずはバイトからと考えるのはいいのですが、正社員を目指している場合はのんびりできないと思っておいた方がいいでしょう。
まとめ:ニートはバイトをやめとけ?
「ニートはバイトするのをやめとけとは言えない」という結論になりました。
どういった目的でバイトを考えているかによって、バイトよりも最初から正社員を考えた方がいいかもしれません。
もちろんバイトから始めてもいいのですが、正社員を目指すのならのんびりはできません。
歳を重ねる毎に、就職は不利になると思っておいた方がいいです。